10/26(木)~28(土)“造って学ぶ!日本酒道場”を開催

酒蔵で実際に作業をしながら徹底的に日本酒が学べる体験型の実習・セミナー「日本酒道場」を栃木県さくら市にある株式会社せんきんで開催しました。
29BYとして醸造される日本酒の工程を5クールに分けて、学べます。
初回の第1クールでは、日本酒の「原料処理から製麹(せいぎく)」を中心に学びました。

1日目:洗米から浸水まで
まず1日目は、せんきんの施設内を見学しました。昔は、大手の酒造メーカーの下請けとして稼働していたこともあるそうで、当時使用していた工場のような大きな蔵が並んでいます。現在は、手作りにこだわり規模が縮小してもきちんと自信をもって出荷できる量しか仕込まないそうです。
次に酒米の洗米作業を早速体験していただきました。写真は、洗米する前の酒米です。

酒米の洗米方法は秒単位で洗う時間と水切りをする時間が決まっています。この洗米時間が違うだけで、日本酒の出来上がりが変わってくるそうです。参加者の皆様には、作業に入る前に洗い方と時間の秘密をレクチャーしました。そしていよいよ洗米です。

洗米が終わった後は、酒米を水に浸します。この浸す工程も日本酒の仕上がりに影響がでる重要な工程です。使用する水、浸水時間、お米に何%ほど給水させるかなど薄井氏から詳しくお話を伺いました。
その後、浸水が済んだら大きなタンクの中に洗米が終わった酒米を入れていきます。

1日目の終わりは当初の予定だと、懇親会を予定していましたが作業工程の都合上、今回はせんきんの日本酒と料理との組み合わせの楽しみ方を楽しんで頂きました。

2日目:製麹から3段づくり体験など
2日目は、はじめに酒米の蒸工程の見学から行いました。
蒸しあがったお米はとてもいい香りがします。皆さん、一口ずつ味見して蒸しあがりをチェックしました。
続いて“製麹(せいぎく)”について学びました。
“製麹”を一言で紹介すると、麹を作る工程の事を指します。
セミナーでは、麹菌を振りかけた蒸米を手でほぐしながら、菌をまんべんなくいきわたらせる作業を行いました。室温が30℃という蒸し暑い製麹室の中で、皆さん汗を流しながら黙々と作業をされていました。


この日最後は、唎酒師の講習会でも講師を務められている、せんきんの十一代目蔵元薄井一樹氏に日本酒の原料米や原料処理についてのミニセミナーを行っていいただきました。セミナーの最後には、参加者の方からは実際に作業を体験した後に話しを聞くと、理解度が違うという感想が出ました。

最終日:田んぼ見学と日本酒のテイスティング
最終日の3日目は、前日に麹菌をかけた酒米の放熱させる作業からスタートしました。昨日は蒸したお米だったのが、たった1日で麹菌が繁殖して麹米に変化しいているのを見て、参加者からも驚きの声が聞こえました。
さらに、最終日ということで、せんきんで原料米として使用している「雄町」の田んぼ見学を行いました。今回見学させていただいた田んぼは、せんきんの契約農家さんの田んぼで、この時期にしか見られない黄金色の田んぼは圧巻でした。

セミナーの最後に、皆さんとちょっとしたゲームで楽しみました。
ゲームの内容は、5種類の日本酒を用意し、一度テイスティングし特徴を把握した後、今度は5種の順番を入れ替えて、どれがどの日本酒だったかを当てるというものです。

3日間盛沢山の内容でしたが、参加者の皆様からはとても楽しかったと満足の声がきかれました。

次回の「日本酒道場 第2クール」は、11/27(月)~29(水)に開催します。次回は主に、「酒母から醪(もろみ)」の作業工程を中心とした体験学習を行う予定です。ご興味がある方は、是非とも参加いただけると幸いです。
日本酒道場の詳細および申し込みは下記のホームページをご覧ください。
▶https://academy.fbo.or.jp/?p=3983

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